メルカリが、商品を撮影
するだけで相場価格の目安がわかる「持ち物査定」機能をアプリ内で開始しました。
これまでリユース業界で
は、自動査定のデータベース構築に数千万円規模の投資を行ってきました。
それが今や、AI技術に
よって無料で一般公開される時代がきたというわけです。
このニュースの背後にあ
る力学は単なる機能拡充にとどまりません。
ここで注目したいのが『価値還元型データ戦略』というキーワードです。
今後のビジネスの源泉は
「データを貯める」「その価値を無料で公開する」、そして「そこに集まる情報をマネタイズする」という循環を作る点
にあると強く感じています。
この『価値還元型データ
戦略』は、私たちのビジネスにも様々な視点でヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
例えば集客やマーケティ
ングのプロセスにおいては、自社が持つ専門ノウハウをあえて無償の診断ツールや情報として開放することで、顧客との
接点を劇的に増やすことができるかもしれません。
また、新規顧客開拓の側
面でも大きな強みになり得ます。
ユーザーに「手軽に価値がわかる」体験を提供できれば、これまでアプローチが難しかった潜在層の関心を、ごく自然な
形で惹きつけることにつながると考えられます。
さらに事業モデルの視点
から見ると、ツールなどを通じて集まった顧客の悩みや行動データ自体が、自社の新たなサービスを開発する貴重な土台
になるという副産物も期待できます。
自社が抱え込んでいる知
識の一部を、あえて顧客へ無料で還元できる形に変換してみる。
そこからどのような新しい情報が集まり、ビジネスに還元できるかを描いてみるのはいかがでしょうか。
これからの競争力を左右
する鍵は、『価値還元型データ戦略』にあります。